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TOEICパート5短文穴埋め問題の解き方のパターン

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解法パターンの見分け方

  • 意味で判断
  • 文法で判断
  • 文法&意味で判断

Part5の文法問題は、大きく3つのパターンに分けることができます。逆にいうと、3つのパターンしかありません。それぞれの解き方を理解し、パート5.6を20分以内に解けるようにしていきましょう。

意味で判断するパターン

これは、選択肢に4つとも同じ品詞がある問題です。4つとも同じということは、文法的にはどれも当てはまるので、意味で判断するしかないんですね。でも、意味だけでなくヒントとなるものが文章中にあってそれから正解を選ぶこともできます。

  • 可算名詞・不可算名詞

まず1つ目は可算名詞か不可算名詞か判断する問題です。前者には冠詞がつき、後者はつきません。それから、選択肢を選べる問題も出題されます。

例:The chair made of _____  was sold at the ABC shop.

A. tree B. wood

選択肢はどちらも「木」を表す単語なんですけど、treeは可算名詞、woodは不可算名詞という違いがあります。文章の空欄の前を見てみると、冠詞がありません。ということは、不可算名詞が入るので、正解がBになります。

単語の意味は知っていても、どちらが可算名詞なのか不可算名詞なのか判断できない場合もあるかもしれません。そんな時は、2つの判断材料を考えてみてください。まず1つ目は、抽象的な名詞かどうかということです。抽象的な名詞とは、何かの総称や感情、概念などをさします。それには、以下のような単語があります。

luggage(荷物)、merchandize(商品)、furniture(家具)、baggage(手荷物)、evidence(証拠)、equipment(設備)

2つ目の判断材料としては、形が決まっていないものです。別の表現をすると、切ったり壊したりしても性質が変わらないものです。例えば、水と言った液体がありますね。これらは、不可算名詞なんですけど、数えたい場合はa glass of waterのように、グラスやコップなどを単位にして数えます。

  • 形容詞・副詞

語尾に「ly」がついたら副詞、というのはTOEICではもう常識のようになっています。しかし、語尾に「ly」がつく形容詞も存在します。では、どうやって見分ければ良いのか。それは、「ly」の前で確認します。前が名詞であれば形容詞に、形容詞であれば副詞になります。つまり、「名詞+ly」の場合は形容詞、「形容詞+ly」の場合は副詞になるということです。例えば、friendlyは、ly以前がfriend「友人」という名詞なので、形容詞になります。completelyは、ly以前がcomplete「全部の」という形容詞になっているので副詞になります。

例:I bought a lot of ______ necessaries.

A. relatively B. naturally C. daily D. rapidly

上の問題の選択肢は、4つともlyが付いています。でも、dailyだけは形容詞の働きもします。今回の場合は、空欄には形容詞しか入りませんので、意味を確認しなくてもCを選択できます。

  • 自動詞・他動詞

選択肢が全て動詞の問題は、自動詞か他動詞かで判断できる場合があります。自動詞と他動詞の違いに関しては大丈夫ですよね。自動詞は後ろに目的語が来ませんが、他動詞は後ろに目的語をとります。

例1:She will _____ at the theater at three o’clock.

例2:She will _____ the theater at three o’clock.

A. reach B. arrive

例1は、空欄の後ろを確認してみると、前置詞のatがあります。ということは、空欄に入る動詞は自動詞になります。なので、正解はBです。でも、例2の場合は後ろに目的語の名詞が来ていますので、空欄には他動詞が入るという判断ができます。なので、Aが正解です。このように、単語の意味は同じなんですけど、自動詞・他動詞と使い方が異なる単語がありますので、それも注意しておきましょう。

  • コロケーション

例:The airplane arrived behind _____ because of the weather condition.

A. satisfaction B. submission C. schedule D. sight

コロケーションというのは、ある単語とある単語のよく使われる組み合わせです。つまり、相性の良い組み合わせのことです。この場合も、文章を全部確認する必要はなく、空欄の前後で解くことができます。例えば、上にある問題。選択肢は、4つとも名詞です。でも、空欄の直前にbehindという単語があるのが確認できますよね。TOEICでは、よく出てくるんですけど、「behind schedule」で「予定より遅れて」という表現になります。この表現が分かって入れば、簡単に解けてしまいますね。ただし、よりミスを防ぐために、コロケーションで解いた場合も軽く文脈を確認しておことをお勧めします。

文法で判断するパターン

選択肢に動詞の語句が並んでいる場合は、時制や仮定法などの文法で判断します。例えば、下記のような選択肢の場合です。

A. have finished B. finished C. finishing D. will finish

この場合は、have finishedで完了、finishedで過去、will finishで未来を表すヒントを文章中から見つけてきます。例えば、sinceとかyesterday、tomorrowなどですね。でも、この類の問題では、時制の一致というルールに注意しないといけない場合もあります。

She said (that) she wanted to go to the restaurant.

例えば、上にある文章が時制の一致の文章です。普通の感覚なら「レストランに行きたいと言っていた。」という文章ならwant toと現在形を使いたくなると思います。でも、この場合は本動詞(said)に時制を合わせる必要があるので、wantedになります。一方で、このルールが当てはまらない場合もあります。

We learned the sun rises in the east.

上にある文章は、先ほどの時制の一致のルールを考えると、risesをroseに変更したくなると思います。でも、不変の真理や歴史上の事実などの場合は、時制一致のルールが適用されません。「太陽が東から昇る」というのは、不変の真理なので、risesを過去形(learned)に合わせることなく、そのまま現在形にしておきます。

When you arrive at the station, please call me.

また、上の文章の場合も時制の一致は適用されません。この文章は「駅に着いたら、電話してください。」で、到着するのは未来なので、未来形を使いたくなるんですけど、時や条件を表す副詞節では動詞は現在形になるという決まりがあります。なので、will arriveではなく、arriveという原型が使われるんですね。

文法&意味で判断するパターン

  • 単語の派生

単語の派生は、文法のみで解ける場合と文法と意味の両方を考える必要がある場合の2パターンがあります。前者は、文法と意味で確認する問題は、例えばA. locate B. local C. located D. localyのような選択肢になっている問題です。単語の派生が並んでいるんですけど、locateとlocatedは同じ品詞(動詞)です。空欄に、動詞が入るとなったら、意味も確認しなくてはいけませんね。

It is necessary to _____ how many people attend the welcome party.

A. confirm B. confirmation C. confirmed D. confirming

この問題は、まずtoが前置詞のtoなのかto不定詞のtoなのか判断する必要がありますね。今回は、真主語のto不定詞なので、空欄には動詞の原型がはいります。ということで、正解はAです。

  • 前置詞+接続詞

他には、選択肢に前置詞と接続詞が2:2とか3:1とかで含まれている問題です。3:1で1の方を選択させる問題の場合は、文法のみで判断できるんですけど、それ以外は文法と意味の両方を考える必要があります。それで、前置詞は後ろに名詞(+名詞句、場合によっては名詞節も)をとります。一方の、接続詞は、後ろに文章をとります。こう言った違いがあるので、文法で判断するのは非常に簡単です。あとは、意味ですね。

1The airplane was delayed _____ the weather was bad.

2The airplane was delayed _____ the weather condition.

A. because B. because of

例えば、上の問題。今回は、簡易的に、選択肢を2つだけにしてしまっています。例の1を確認してみると、空欄の後ろにはthe weather was badでS V Cという文章が続いています。なので、接続詞のAが正解になります。一方で、例2は後ろにthe weather conditionという名詞句がきていますので、Bが正解になります。


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